モハ1:修理



9/26(水)、Tomixの「国鉄EF71形電気機関車(1次形)」のプレステージモデルを、ModelsIMON横浜店で購入。
当レイアウトは、もともと、編成モノの運転を楽しむ目的で作り始めたが、今や、その理念(?)を忘れ、各ブロックごとで別々に情景を楽しむような状況になっていて、原則として車輌購入はしない方針。そもそも、撮り鉄時代(1975年~1990年)に親しんだお好みの国鉄車輌は、既にほとんどがプラ製品化されていて、もう、買いたくなるような製品も出ないだろうと思っていた。・・・ら、TOMIXから、何とEF71の製品化ニュースが! すかさず予約したのは言うまでもあるまい
それにしても、製造数15両で運用が限定されたマイナーな電機を、よくもまぁ、製品化してくれたものだ。マイナーなんて言うと、熱烈なEF71ファンに叱られてしまうが、同じような「峠」専用機でも、全国区人気だったヨコカルのEF63に対して、明らかに地味だし、知る人ぞ知るというような存在。ホントにTomixに感謝である
■実物写真
右上: 1990年2月12日 赤岩駅 429レ
左下: 1990年2月12日 赤岩付近 貨レ(列車番号不明)
右下: 1990年2月12日 赤岩駅 431レ
相変わらず、製作的なやる気はまるで起こらない。次は、レイアウト側の作業に戻って、S2ブロックの残作業を片付けるつもりでいるのだが...
モハ1形の自作は、使えそうなプラ製の完成品が無いので、仕方なく実施したようなものだが、似たような車両の完成品があったら、間違いなくそれで済ませていたと思う。そっちの方が手っ取り早いし、失敗もないし、コストパフォーマンスも良さそうだし...
なんて考えていたら、今回の自作のために、いくらの買い物をしたのか気になった。
並べてみると...
■車体: \2,800(税込)
■パンタグラフ: 既購入品を使用
■パンタグラフ碍子: \600
■パンタグラフ取付けビス: \300
■ベンチレータ: 既購入品を使用
■避雷器: \200
■前照灯: \400
■テールライト: \400
■ワイパー: 既購入品を使用
■台車: \1,360
■連結器: 既購入品を使用
■エアホース: \600
■ジャンパ栓受: 既購入品を使用
■床下機器: 既購入品を使用
■窓ガラス: \400
■インレタ: 既購入品を使用
で、合計は、\7,400(税込)。
(この他に、カラースプレーが2つで\2,764)
この金額、評価は人それぞれと思うが、「やっぱり、結構、行っちゃうのね」が私の感想。TOMIX製品では、琴電3000形や名鉄モ510形が近いタイプの車両だと思うが、お値段は共に\11,800(税抜)。ディティールが劣るパーツもあるだろうが、製作の手間などを考えると、完成品の方に心が傾くなぁ... 失敗もないし...
今日から5日間の夏休み。
前回の記事で、ウェザリングをするとかしないとか書いた気もするが、製作的なやる気は全くなし。レイアウトに載せて、記念撮影を楽しんだ。
今更語ることでもないだろうが、情景の中に車両を配置すると、元は同じものなのに、車両が生き生きと見えてくる。SLの「静態保存」と「動態保存」では受けるイメージがかなり違うが、それに近い感覚。レイアウトの情景の方も、車両とセットになることによって、見栄えが増してくる。
まぁ、ウチの場合は、車両はもちろんのこと、情景もしっかり作れていないので、両者が揃ってようやくまともになるのだけど
それにしても、うまく情景に溶け込んでくれる車両が出来上がって良かった。眺めていると、どこか地方の駅で、似たような景色を見れたのかもなぁ、なんて気分に・・・
・・・全国的にはほとんど無名の天ヶ谷電軌モハ1形だが、一部のローカル鉄道ファンには好かれていて、鉄道模型界では有名なモデラーである庶茂内みのる氏の著作「田舎電車巡り」の中でも、『この車両は昭和5年に日本車両東京支店で完成した2扉の12m級車両である。同型のものに蒲原鉄道モハ11形や庄内交通湯野浜線モハ1形がある。昭和32年に○○工機にて更新作業を受け・・・なかなか味のある田舎電車である。』と紹介されている・・・
昨日7/22の車輪等の塗装で、予定していた製作作業は一通り終了。この後もウェザリング等の作業をするだろうが、ひとまず、「天ヶ谷電軌モハ1形102」の完成とする。
製作開始が2016年11月20日なので、8ヶ月が経過。ほとんど週末のみの作業なので、実質は50日/250時間ぐらいだろうが、この程度の車両製作にしては時間が掛かり過ぎているのかな。自分自身、始めた時はゴールデンウィークぐらいには出来るかな・・・と思っていたし。
出来栄えについては、作る前に想像していたものよりもだいぶ良いものになった。車両製作を中心に活動されている方々には苦笑されちゃうかもしれないが、30年ぶりに恐る恐る作成した身としては、大いに満足している
そこそこ満足いくものができた要因はいろいろあるが、一番大きいのは、「この車両が実物世界に存在しない」という点。実物が存在すると、顔の形が違うとか、機器の配置が違うとか、色が違うとか、いろいろ気になってしまうだろうが、この車両には他に正解はなく、「自分自身が正解」なので、誠に気楽で自由。
製作の途中では、予定していた通りに作れないようなことが度々あったが、都合良くやり方を変えたり、省略したりして、先に進めることができた。そう言えば、レイアウト上の建物も、実物が存在しないので自由に作れているような気がするし、要するに、自分勝手なオリジナルなものしか作れないってことかな
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